今ブロンプトンが欲しくて買おうか悩んでるんだけど、
値段も高いし失敗したく無いんだよね・・・
昨今の物価の上昇の煽りを受けて、今は自転車の値段も急上昇しています。
ブロンプトンも例外ではなく、どんどんと値段が跳ね上がっています・・・
だから購入するなら絶対に失敗は避けたいところ。
でもブロンプトンって意外と種類が多いんですよね
そこで今回の記事では、
ブロンプトンのモデル選びのコツを「5つのポイントに分けて」徹底解説します。
「モデル選びに絶対に失敗はしたくない!」、
そんな人はぜひ最後まで読んで、自分にぴったりのモデルを探してみてください。
ブロンプトンのモデル選びは5つのポイントを抑えよう
ブロンプトンは、フレームの形状やホイールのサイズ、折りたたみのメカニズムは基本的にどれも同じです。
その代わりに、フレームの素材やギヤの数や構造、ハンドルの形状などで個性が差別化れています。
この差別化のお陰で、ブロンプトンは幅広い人の需要にバランスよく応えることが出来ているんですね。
しかしこれは逆に言えば、「選択肢が多いことによって迷いが生じる」ということも起きてきます。
そう、選択肢が多いと迷いが起きてしまうんです
しかし安心して下さい、ブロンプトンは5つのポイントを抑えることによって、自分好みのモデルが見えてきますから。
その5つのポイントというのが次のとおり
以上の5パターンの中から、
一つずつ自分の好みに合うものを選択していくと、ブロンプトンのモデルを選びで失敗することは、まずありません。
ブロンプトンは長く乗れる自転車です
なのでここは慎重なくらいじっくりと考えてもいいですね
2022年からブロンプトンの名称が変更
と、その前にちょっとだけ補足をさせて下さい。
というのも「2022年からブロンプトンの呼び方」が変更されたんです。
2022年以前は「S3L」「M6R」などの、モデルを簡単に示す略称がありました。
とてもいい選別方法だと思っていたんですが、なぜか廃止されてしまいました。
例えば、ボクの乗っているブロンプトンはM6Rです。
これを今の呼び方に変更すると次のとおり
なぜ名称が変更されたのかは詳しくはわかりませんが、おそらくはフレームの素材が増えたからだと思っています。
C-LineとかP-LineとかT-Lineとかね。
それだけ今はブロンプトンの選択肢の幅が増えたということですね
ライン(フレームのタイプ)の選択
話が少し逸れてしまいましがた、ここからはモデル選びのコツを解説していきます。
まずは最初の項目「ラインの選択(フレームタイプ)」から。
ブロンプトンのフレームタイプは、大きく分けて3種類あります。
フレームの全てがスチール製でできた最もスタンダードなC-Line
フロントフォークとリアフレームにチタンを採用したライトなモデルのP-Line
さらに、フレーム全体にチタンとカーボンをを採用した贅沢仕様のT-Line
の3種類からの選択になります。
このフレームの違いによって、ブロンプトンの個性が大きく別れます。
簡単に言えば、重量と乗り味のが違いが出てきます。
見た目は同じだけど、
全く違った個性のブロンプトンになっています
C-Line:スチールフレーム
C-Lineはブロンプトンの基本のタイプで、多くの人から支持を受けてる最もスタンダードなフレーム。
全てがスチールで出来ているため、剛性感としなやかさを持ち合わせてします。
ただし、いい点もあれば、やはり欠点もあったりします。
スチールフレームの良い点
スチールフレームのいいところを上げるとすると次のとおり
スチールフレームはとにかく
「丈夫で頑丈なので耐久性が抜群」。
なので、末長く乗り続けるにはおすすめのフレームと言えます。
ブロンプトンは高価な折りたたみ自転車です。
なのでこの耐久性があるというのは、大きな利点と言えるでしょう。
またもう一つのスチールフレーム優れている点として、「しなりがある」という部分。
このスチールフレーム特有のしなりのおかげで、C-Lineの乗り味はとってもマイルドになっています。
そのような理由から、ブロンプトンは小径車にも関わらず、長時間の走行にも適しています。
ブロンプトンはロングライドにも適した折りたたみ自転車なんです
スチールフレームの欠点
とても利点の多いスチールフレームですが、一方では次のような欠点もあります。
スチールフレームの欠点は次のとおり
スチールフレームは、簡単に言えば「鉄」です。
なので、「アルミフレームやカーボンといった他のスポーツタイプの自転車と比べるとかなり重たい」です。
装備にもよりますが、C-Lineはだいたい12kg前後の重量があります。
輪行して持ち運ぶにはギリギリの重さですね。
肩に担ぐと結構ずっしりと重さを感じます
あとスチールフレームは錆に弱いです。
雨に濡れたりしてそのまま放置していると、知らない間にサビてしまいます。
なので、雨の日に走ったら、必ず綺麗に拭き取ってメンテナンスをしてあげる必要があります。
長く乗り続けるにはきちんとお手入れをしてあげましょう
※参考記事ブロンプトンのメンテナンスはこの1冊があればOK!【BROMPTONメンテナンスブック】
P-Line:部分的にチタンを使用したモデル
次はP-Lineの解説。
P-LineはC-Lineをさらにカスタマイズしたモデルになります。
P-Lineの大きな特徴は、
さらに、ギヤやペダル、サドルなども、C-Lineよりも快適な走りの為のカスタマイズがされたモデルになっています。
本気でブロンプトンを楽しみたい人のためのモデルですね。
輪行をメインで考えている人にはおすすめのモデルです
P-Lineはかなり高額
ただし、このP-LineはC-Lineと比べると、
「かなり高額」になっています。
P-LineとC-Lineの価格の違いは次のとおり
C-Lineと比べてその価格差はおよそ180,000円以上です。
この差額分に見合った性能を持っていますが、とても悩ましいところですね。
この辺は懐事情と相談しながら決めるといいですね
T-Line:チタンとカーボンを贅沢に使用したモデル
最後はT-Lineの紹介です。
このT-Lineはとにかく軽量化という部分に特化したモデルになっています。
T-Lineの大きな特徴は次のとおり、
T-Lineは、今までのブロンプトンの中で最も軽いという謳い文句通りで、
その重量は驚きの「7.95kg」。
カーボンフレームのロードレーサー並みの軽さになっています。
これだけ軽いと持ち運びには一切苦労しないですね
ブロンプトンの中でも一際輝いている、とにかく豪華な仕様のモデルです。
T-LIneは人を選ぶモデル
ただこのT-Lineは、乗る人を選ぶモデルだと思います。
なぜならその価格設定が、「852,500円(税込〜)」という超高額になっていますから。
自転車に慣れ親しんでいない人にはなかなか手が出せない金額になっています。
これだけ豪華な仕様なので、この価格設定は仕方のないところですが、、、
それでも自転車を一生の趣味と考えれば、購入の検討の余地はあると思います。
この自転車に乗れる人が正直羨ましいですね
モデル(ギヤ数)の選択
次はモデルの選択。
モデルとはギヤ数のことで、ブロンプトンはラインによって、それぞれ2種類のギヤが用意されています。
ブロンプトンの選択できるギヤ数は次のとおり、
Urban外装2段変速は、平坦な道が多い場所に適しています。
Explore6段変速は、坂道が多くアップダウンが多い場所などオールマイティにこなせます。
Urban外装4段変速は、街乗りなどのシティユースで重宝します。
Explore12段変速は、アップダウンの多い場所やロングライドなど、あらゆるシチュエーションに対応できます。
どんな乗り方をするのか決めるとギヤも決めやすいですね
ギヤ数は後から変更することができないので、慎重に選びましょう。(ギヤ比の変更は後からでも可能)
ハンドルタイプ(ハンドルの形)の選択
次はブロンプトンの乗り方を大きく左右する「ハンドルタイプ」の選び方。
このハンドルのタイプは基本的に2種類からの選択になります。
その2種類は次のとおり、
ハンドルのタイプはブロンプトンの性格を変える大きなポイントです。
なのでとても重要な部分です。
ハンドルの違いは見た目のイメージもだいぶ変わりますね
Middleタイプハンドル
まずはMiddleタイプハンドルの解説です。
Middleタイプハンドルの特徴は次のとおり、
乗っている感覚としては、ママチャリやシティサイクルのようなポジションに近い感じになります。
なので今まであまり自転車に乗ってこなかったような人、
また自転車初心者の方なんかは、Middleタイプハンドルがおすすめですね。
あとその形状ゆえに意外とハンドルがしなるので、手への負担も少ない気がします。
のんびり派の人と相性が良さそうです
Lowタイプハンドル
次にLowタイプハンドルの解説です。
Lowタイプハンドル特徴は次のとおり、
乗った感じとしては、スポーツタイプの自転車やクロスバイクに近い感じです。
なので、Middleタイプハンドルよりも、よりスポーティな走りを楽しみたい人にはおすすめ。
ロングライドや坂道なんかはLowタイプハンドルの方が有利な感じ。
あと重心移動もしやすいので、軽快な走りを楽しめますよ。
星井さえこさんはLowタイプハンドル
「折りたたみ自転車と旅しています」の作者の星井さえこさんが乗ってるブロンプトンは、このLowタイプハンドル。
小柄な女性の場合、Middleタイプハンドルだと逆にポジションが高すぎて、乗りにくいということもありそうです。
体格によっても乗車位置は変わるので、この辺は実際に試乗してみるのが一番いいですね。
リアラック(リアキャリア)の有無
次にリアラックの有無の選択。
リアラックとはリアキャリアのことで、ちょっとした荷物を乗せることが可能になります。
ただこのリアラックの選択については少し注意点があります。
それは、
色々と制約のあるリアラックですが、、、
実際にどれくらい実用で使えるのか興味ありますよね?
ブロンプトンのリアラックって使えるの?(耐荷重は10kg)
ボクはリアラック付きのC-Lineのブロンプトンに乗っています。
で、実際に使えるのか、使えないのか、結論を言ってしまうと、、、
リアラックはあってもなくてもそんなに変わらないかなって思ってます。
あったら便利だけど無くても平気、みたいな感じです
あと、「耐荷重は10kg」なので、そこまで重たい荷物は載せられません。
とはいえこのリアキャリアがあることで積載能力が格段にアップするので、
ロングツーリングやキャンプツーリングなんかにはともて有利です。
スタンド装着で利用価値が上がる
ブロンプトンの仕様上、リアキャリアに荷物を載せる場合は、どこかにブロンプトンを立てかける必要があります。(ブロンプトンには標準でスタンドが無いため)
そのため思っている以上にリアキャリアの使い勝手は良くは無いです。
正直使いにくいです。
ただし、別途サイドスタンド(キックスタンド)を装着することによって、このリアキャリアの真価を発揮させることができるようになります。
10kgまでとはいえ、フロントバッグ以外にも荷物を載せることができるというのはやはり便利です。
実際にボクはキックスタンドを装着してその恩恵を受けています
もしリアラック有りのブロンプトンを選択するのなら、ついでにキックスタンドを装着することをおすすめします。
ブロンプトンのサイドスタンド(キックスタンド)についてはこちらの記事ブロンプトンにキックスタンドをつけるとの駐輪のストレスが解消する【MINOURA SLMV-3を参考にしてみて下さい。
豊富なカラーバリエーション
最後はカラーの選択です。
ブロンプトンはとにかくカラーバリエーションが豊富に取り揃えられています。
なのできっとあなたの好みのカラーが見つかります。
今現在(2024/5)時点でのカラーバリエーションは次のとおりです
C-Lineは以上の9色展開
P-Lineは以上の5色展開
ブロンプトンのカラーバリエーションは、
その年によって新たにニューカラーが追加されたり、また残念ながら廃盤になってしまうカラーもあります。
なのでタイミングを逃すと、そのカラーとはもしかしたら二度と出会えない可能性もあるんです。
それくらい、ブロンプトンのカラーは毎年変化があります。
色の好みは人それぞれなので、気に入ったカラーが見つかれば、それで選んでもいいと思います。
やっぱり自分の好きな色の自転車に乗るのは、気分がいいですからね。
ブロンプトンとは末長い付き合いになります、
なのでカラー選びは妥協しない方がいいですよ
ボクがC-Line Exploreを選んだ理由
最後にボクがなぜC-LineのExplore(ラック有り)のフル装備のモデルを選んだのかの理由を解説します。
1番の理由は、ボクが購入した時期の2021年には、まだC-Lineがメインで、P-Lineは数も少なく希少なモデルでした。
T-Lineに至ってはまだ存在すらしていなかったです。
で、当時の選択肢は、
これだけからの選択でした。
なので今から考えると、それほど選択肢はなかったんですね。
そんな理由から、どうせなら(当時としては)なんでもオールマイティにこなせそうな、6段変速でリアラック付きを選びました。
ハンドルは、ボクはゆったりと乗りたかったのでMiddleを選択。
結果、この選択はボクの中では正解でした。
確かに輪行で担ぐには、C-Lineはとても重く感じます。
だけど大切な相棒には変わりありませんからね。
ボクはM6Rを選んで本当に良かったと思います
カラーもお気に入りのものが選べましたからね
乗り始めたら、例えそれがどんなタイプであれ、最後には気にいると思います。
【まとめ】
今回の記事ではブロンプトンの選び方を5つの項目に分けて解説をしてきました。
おさらいすると、ブロンプトン選びのポイントは次のとおりです
これだけのバリエーションの中から自分にぴったりのモデルを選ぶのは大変だと思います。
今のブロンプトンの選択肢は思っている以上に多いです。
それだけに、迷いが生じるのも当然です。
ブロンプトンは決して安い自転車では無いので、みんな失敗したく無いって思うと思いますから。
ただあまり慎重になりすぎていると、タイミングを逃してしまうこともあります。(カラーの選択は一期一会)
そんな迷えるあなたに最後のアドバイス
それは、
最後の決め手は、「どんなシチュエーションで、どんな風に乗りたいか?」を考えることです。
そう、ブロンプトンに実際に乗っている気持ちで、思いっきり想像を膨らませてみて下さい。
そこに必ずブロンプトン選びの答えがあります。
ブロンプトンのある生活を😊
この度は最後まで記事を読んでいただきありがとうございます。
今回の記事が少しでもブロンプトン選びの参考になれば嬉しいです。
ではまた。
この記事を書いた人
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折りたたみ自転車が大好きな54歳
そんな折りたたみ自転車の魅力を多くの人に伝えたくて、情報を発信しています
現在、BROMPTONとDAHON K3の2台の折りたたみ自転車を所有
この2台の折りたたみ自転車の乗り比べの記事もあるので参考になれば幸いです
自転車を楽しむのに早いも遅いもないよ!
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